このページでは、経営計画策定のメリットとその立て方について簡単に説明しています。

      よく言われる「経営計画を作成することの意義」を少しでもご理解頂ければと思います。

 


 

 

《コンテンツ》 経営計画策定のメリット   経営計画策定の実際  経営計画表の作成

         予算実績比較グラフ  損益分岐グラフ/労働分配率グラフ

経営計画策定のメリット


経営計画を作成し、目標となる数値を定めると、その目標達成のために何をすべきかが見えてきます。会社の目指すべき「着地点」を数字で表し、予算・実績対比を行い経営計画の進捗状況を確認することで、会社の強みや弱みが浮き上がってきます。そうやって浮上した問題に対して集中的に対応することにより、より効果的に目標を達成することが可能となります。

とはいえ、恐らく中小企業の90%以上は、経営計画書を作成していないと思われます。「今までに経営計画書について考えたこともない」、或いは「経営計画書の作り方が分からない」とか、「作成しても活用の仕方が分からない」等々、経営計画書の作成に関心がなかったり、否定的な考えを持つ経営者の方も大勢おられると思います。

実際、経営計画というと、新規事業を立ち上げる際の「事業計画書」や経営状況が悪化した場合の「経営改善計画書」など、新規融資やリスケジュールを目的とした金融機関提出用の書類というイメージがあります。当事務所で依頼を受ける経営計画の策定も、そうした目的に沿ったものが多く、例えば店舗別の中期計画(3〜5年)とか、20年に亘る超長期計画の作成とか、どちらかといえば“必要に迫られて”作成するケースが多いのも事実です。

その一方で、会社の存続と発展のために毎期自主的に経営計画を作成し、これを実践している会社の多くは黒字決算となり、たとえ業況が厳しい中でも業績回復へのブレイクスルーとなる商品開発や販促アイデアを得ることができるようになります。つまり経営計画とは企業経営における「羅針盤」にほかならず、数値目標や経営指標を常に意識することで、目標達成→業績アップに繋がることが実際に多いのです。数字(数値)を強く意識することで、目標を実現するために何をすべきが見え、問題点の改善、利益を出すためのアイデアの創出等、業績向上への取り組みが積極的にできるようになります。

もちろん、経営計画の策定は経営者自身が行うことによってこそ意味を持つのであって、他人任せの計画は単なる画餅であり、あまり意味がありません。また経営計画を作る事自体が目的ではなく、それを活用してこそ初めて意味があるのです。

経営計画書策定のメリット

1.事業目的達成のために必要な売上高がわかる
2.利益を上げるための事業
構造が見えてくる
3.  ボトルネックとなる
問題点をすぐにつかみ、素早く手を打てる
4.
資金繰りの見通しがつき経営の判断が明確になる。
5.
社長、会社の想いが社員に伝わり、目的意識がひとつになる

 

経営計画策定の実際


経営計画の第一歩は、向こう一年間の目標数値を立てることから始まります。もちろん、中長期的な視野に立って3〜5年の計画を経てることも有意義ですが、先ずは短期的な目標値を定め、それに向かって一年間頑張りぬくことで、計画→実践の感覚を掴むことが大切です。つまりPDCA(PLAN→DO→CHECK→ACT)サイクルを定着させ、毎期これを繰り返すことで「感覚的な経営」から、目標数値を明確に意識した経営スタイルへと進化することができます。

事務所では以下のようなオリジナルソフト(予算実績管理システム)を用いて、お客様の経営計画策定のお手伝いをさせて頂いております。本システムでは、会社の事業目的に基づいた「目標経常利益」、すなわちターゲットとなる利益金額を定め、人件費、販売管理費等の予算を設定し、粗利益率を入力することで、「年間目標売上高」を自動的に算出し、これを各月に配分します。そして実際の数値(実績値)をシートに入力するだけで、各種帳票を簡単に出力することができます。


 

経営計画表の作成

 

予算設定/実績値の入力を行うと、下表の通り、各月別の目標⇔月別実績と期首からの累計目標⇔累計実績が比較できる経営計画表が出力されます。項目別に目標値と実績値の乖離を把握し、その原因を究明するとともに、月別損益分岐売上/損益分岐点比率/月別労働分配率等の経営指標を見ながら、軌道修正を図っていきます。

 

 予算実績比較グラフ

 
 期首に設定した予算と実績値を視覚的に把握できるグラフです(自動出力)。


 

 損益分岐グラフ/労働分配率グラフ


本システムでは、損益分岐グラフを月別に表示することができます。また売上目標、変動費率、固定費削減の変化により損益分岐点がどのように変化するかをシミュレーションで示すことができます。また労働分配率についてもグラフ化し、更にシミュレーションによって分配率がどう変化するかを視覚的に捉えることができます。